
親から受け継いだ実家を売ろうか考えている。でも、近所にはまだ知られたくない。
昔から付き合いのある人に理由を聞かれるのが負担だったり、家族の中でも話がまとまっていなかったり。売るかどうかを考えている段階で、家の写真や住所が広告に出ることを心配する方もいると思います。
そのような場合は、最初の連絡で「近所に知られずに検討したい」とretroにお伝えください。
売却の相談や査定を始めることと、広告を出して買主を募集することは、別の段階です。まず、どんな連絡や現地確認なら差し支えないかを相談し、その家に合う進め方を考えられます。
気になるのは広告か、訪問か。心配な場面から伝えてください
「知られたくない」という希望には、いろいろな事情があります。
ネットに家の写真が載ることは避けたい。実家へ郵便が届くと親族に聞かれる。何度も知らない人が家へ出入りすると、近所で話になるかもしれない。
すべてを一言で説明しようとするより、困る場面を伝えていただく方が、進め方を相談しやすくなります。
| 気になる場面 | 最初の相談で伝えておきたい希望 |
|---|---|
| ネット広告やチラシに家が載る | 写真や所在地を公開する前に相談したい |
| 看板や訪問で近所に気付かれる | 現地へ行く前に、日時と確認方法を決めたい |
| 自宅・実家へ連絡が入る | 連絡先、電話してよい時間帯、郵便物の扱いを相談したい |
| 家族との話がまだ途中 | まず自分の判断材料を集めたい。売却はまだ決めていない |
これは、希望を整理するための表です。どの方法まで対応できるかは、必要な調査や物件の状況と合わせて確認します。
遠方に住んでいて立会いが難しい場合は、そのことも一緒にお伝えください。遠方の実家を売るときの進め方
不動産会社への直接買取なら、広く買主を募集せずに検討できる
仲介は、不動産会社に買主探しを依頼する方法です。広告、他の不動産会社への紹介、購入希望者の内覧などを通じて、条件に合う相手を探します。公開する情報の範囲について、契約前に相談することもできます。
一方、不動産会社が自ら買う直接買取は、その会社に購入条件を出してもらう方法です。一般の購入希望者を広く募集する広告や、複数の購入希望者を順番に案内する過程を経ずに、売却を検討できます。
近所への配慮が必要な場合に、直接買取を相談する意味はここにあります。
ただ、広告を広く出して相手を探す場合と、限られた相手に売る場合では、価格を比較する機会や条件が違います。情報を広めないことを優先するあまり、納得できない条件ですぐに契約する必要はありません。提示価格、引渡し時期、片付けなどの負担を確認して判断してください。
retroでは、物件を調べたうえで買取の可否や条件を検討します。相談しただけで、売却を決めていただく必要はありません。
仲介を依頼する場合は、広告と業者間の情報共有を分けて確認する
「ネットに広告を出さないこと」と、「ほかの不動産会社に物件情報が伝わらないこと」は、同じではありません。
不動産会社が物件情報を共有する仕組みに、レインズという業者間のネットワークがあります。一般の方向けの住宅検索サイトとは役割が違います。
専任媒介・専属専任媒介という種類の契約では、レインズへの登録が義務付けられています。広告を出さない希望がある場合も、契約の種類と情報共有の扱いを、依頼先に説明してもらってください。近畿レインズの媒介契約制度の解説
国土交通省も、媒介契約を選ぶ際は、取引の相手の探し方や、情報をどの範囲まで公開するかなどを踏まえるよう案内しています。国土交通省の消費者向け案内
既に別の会社へ仲介を依頼している方は、その契約内容を確認してから、買取などの別の方法を検討しましょう。
現地調査や引渡しまで、誰にも知られないとは約束できません
広告を出さない進め方を選んでも、不動産の売却には現地の確認が必要になることがあります。境界などの確認で関係者とのやり取りが必要になったり、荷物の搬出や工事が外から見えたりすることもあります。
そのため、「絶対に誰にも知られない」とは言い切れません。売却後に購入者が募集や工事を行えば、そこで売却を知る人もいるでしょう。
大切なのは、知られる可能性がある作業を曖昧にしたまま進めないことです。訪問や関係者への確認について気になることがあれば、査定の相談時点でお知らせください。必要な確認と希望が両立できるかを、先に整理します。
査定で何を調べるかは、retro不動産の調査の流れで紹介しています。
家族への配慮と、売却に必要な同意は別に考える
まだ話がまとまっていない段階で、価格や進め方を知りたいという相談はできます。
ただし、共有者がいる家や、相続による権利関係が決まっていない家では、自分だけの判断で売却を進められるとは限りません。近所への配慮を希望することと、必要な権利者への説明や同意を省くことは別です。
自分が所有者なのか、ほかにも権利者がいるのか分からない場合は、その状態からお伝えください。売却の検討と、登記などの専門的な確認が必要なことを整理できます。
最初のLINEには、場所と連絡方法の希望を
retro不動産では、東京・神奈川・埼玉・千葉の空き家や実家の売却相談を受け付けています。まだ売ると決めていなくても、近所への配慮が必要な事情から相談してください。
例えば、次のようなメッセージで構いません。
○○市にある実家の売却を考えています。近所にはまだ知られたくないので、広告や訪問の前に進め方を相談したいです。最初の連絡はLINEを希望しています。
最初から家の中の写真や書類を一式そろえる必要はありません。どこまで情報を出してよいか、どう連絡を受けたいか。その希望を共有するところから始めましょう。


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